現代版組踊が誕生して20年 平田大一さん「南人夢想舞台」 15日に那覇で上演


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平田大一さんら共演者と熱の入った稽古をする現代版組踊のチーム鬼鷲のメンバー=4日、うるま市安慶名のうるま市健康福祉センターうるみん

 【うるま・那覇】演出家で南島詩人の平田大一さんの舞台が15日、那覇市の琉球新報ホールで上演される。来年3月に刊行されるDVDと書籍「南人夢想(なんじんゆめ)舞台~南島詩人平田大一の世界」に収録される公開舞台で、午後1時と午後6時の2回公演。観劇特典が付いた先行予約は10日まで受け付ける。先着400人(各回200人)限定で観劇できる。

 うるま市健康福祉センターうるみんで4日、舞台にゲスト出演するイクマあきらさんや又吉ゆいさん、現代版組踊のチーム鬼鷲、多良間ふしゃぬふエイサーと稽古があった。チーム鬼鷲は、平田さんの代表作の一つである「ダイナミック琉球」や平田さん作詞、イクマあきらさん作曲の新曲などで共演する。

 平田さんは「現代版組踊が誕生して20年の節目にも当たり、作品が持つマグネット(磁力)を伝え、常に歩き続ける南島詩人を見てほしい」と語った。チーム鬼鷲の山庄花和(はなな)さん(16)は「自分たちのエネルギーを発信して大成功の舞台にしたい」と力を込めた。予約申し込みは末尾のQRコード参照。問い合わせは島人Lab(電話)098(996)4108。
 (中川廣江通信員)