チケットも電子化 首里城や美ら海の周遊券など


社会
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 情報通信技術を活用した次世代交通サービス「MaaS(マース)」の実用化を目指す、沖縄MaaS事業連携体(代表会社・沖縄都市モノレール)は13日、12月から始まる実証実験に向けた第2回協議会を那覇市の沖縄都市モノレールで開いた。12月中旬にモノレールや観光バスなどの交通機関のほか、美ら海水族館、首里城入場券の電子チケット化することが決定した。

 同連携体のMaaS実証実験は、インターネットの専用サイトで、行きたい場所や利用したい交通機関を選択し、チケットを電子決済で購入すると、スマホにチケットが保存できるシステムを構築する。

 同連携体は一部事業者のチケット電子化を「第1フェーズ(段階)」と位置付け、12月23日に浦添市の沖縄都市モノレールてだこ浦西駅で開始セレモニーを開く考え。第1フェーズで電子化される交通機関のチケットは沖縄都市モノレールの乗り放題券やカリー観光、東京バス、やんばる急行が運行する周遊バスや観光バスなどに決まった。

 さらに、来年3月までには「第2フェーズ」として、参画する全交通事業者のチケット電子化、ルート検索やクーポン付与などのサービスを充実させる。