12~15日に5人の新型コロナウイルス感染が確認された沖縄県環境整備課では16日、保健所の指示で非常勤を含む職員22人全員が経過観察となり、通常業務がほとんど停止となった。16日午前は課内の照明が消え、職員数人が業務停止に対応するための作業をした。出勤対応した職員も午後には退庁し、課の全席が空席となった。同課では16日、新たに1人の感染が確認され、課内の陽性者は6人となった。
通常業務の再開日程は不透明
環境整備課は全職員がPCR検査を受けている。検査で陰性となった場合でも、保健所の指示で経過観察を続ける職員が出たり、新たな陽性者が確認されたりする可能性もあり、通常業務を完全に再開する日程は不透明となっている。
県環境部によると、検査を受ける職員には、感染が確認された職員とほとんど接触していない人も含まれる。接触が少ない職員は陰性が確認されれば早期に業務に復帰できる見通し。
県環境部は「すぐに100%とはならないが、戻れる人から順次業務に戻したい」と説明した。県によると、今月6日に環境整備課の職員6人が会食し、うち5人が感染した。県は県内27例目のクラスターと認定している。