第99回全国高校サッカー選手権(12月31日~来年1月11日)の組み合わせ抽選が16日、新型コロナウイルス感染防止のため初めてオンラインで行われ、県代表で2年ぶり17度目の出場の那覇西は27年ぶり4度目の出場となったノースアジア大明桜(秋田)と31日、午後0時5分から千葉県のフクダ電子アリーナで戦うことが決まった。
前回準優勝で24大会連続出場の青森山田は初戦の2回戦で広島皆実との対戦が決まった。
来季J1鹿島に加入する須藤直輝らを擁して前回は8強だった昌平(埼玉)は高川学園(山口)と、東福岡は神奈川県代表と1回戦で顔を合わせる。前回覇者の静岡学園を破って出場する藤枝明誠(静岡)は2回戦で新田(愛媛)と対戦。選手宣誓は前橋商(群馬)の石倉潤征主将が務める。
今大会は開閉会式の規模を縮小し、観客の人数制限など感染対策を講じて実施される。
◆「目標が身近に」那覇西山川主将
那覇西の山川樹(いつき)主将と平安山良太監督は那覇市の沖縄テレビ内で組み合わせ抽選会にオンラインで参加。抽選は五十音の1文字を選ぶ形で行われ、山川主将は沖縄の「お」を選んだ。事前の予備抽選の結果が41番手で、選ぼうと思っていた那覇西の「な」は既になかったという。対戦相手が決まり、山川主将は「全国に向けて目標が身近になった。決まってほっとした」と気持ちを新たにした。
初戦の明桜は秋田県予選で全試合無失点で勝ち上がった。山川主将は「全国はどこも弱くない。相手の守備に対して僕たちは攻撃がベースのチーム。どちらが上回るか楽しみだ」と奮い立った。
平安山監督は「相手によって準備の仕方がある。いい準備をして初戦に臨みたい」と話した。