下地幹郎氏復党 県連の反対に党本部が呼応


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下地幹郎衆院議員

 【東京】自民党沖縄県連の中川京貴会長ら幹部と国場幸之助衆院議員ら同県連所属の国会議員は20日、東京の自民党本部を訪れ、下地幹郎衆院議員=無所属=の自民党復党を認めないとした県連の決定を二階俊博幹事長ら党幹部に伝えた。

 県連からはこのほか、島袋大幹事長、末松文信総務会長、衆院議員の国場、西銘恒三郎、宮崎政久の3氏が同席した。党本部側は林幹雄幹事長代理も参加した。面談後、山口泰明選対委員長とも復党問題について話し合った。同席した議員によると、県連側の訴えに林幹事長代理は「県連の意向はよく分かった」などと応じ、下地氏の復党を認めないとする県連の決定を尊重する構えを示したという。

 県連内では、下地氏が直近の選挙で国場氏の地盤である沖縄1区で、日本維新の会から出馬し議席を得ていることが特に問題視されており、「(下地氏は)他政党から出馬して議席を得ている。少なくとも次の衆院選までに復党することはあり得ない」と強調した。