【八重瀬】コロナ禍の状況の中、前向きに楽しみを増やしていきたいと共通の思いで意気投合し7人で発足した「らいふ(楽生風)探検隊」が、このほど「やえせ茶懐石&野点(のだて)」を初開催した。緑に囲まれた八重瀬町富盛にある結い保育園の結い農園に野だて席を設け、初体験の方々にも茶道を身近に親しめるようにと工夫を凝らした。
武者小路千家沖縄官休会准教授の村吉マリ子さんが席主を務めた。
カジュアルな雰囲気の茶席を設け、京都柳桜園の抹茶と、干菓子はゴーヤーのきっぱんを味わった。茶懐石には八重瀬の食の専門家たちが最高のおもてなし料理を提供した。
料理をつくったのはナカマ工房の名嘉眞みどりさん、野菜ソムリエの野原長乃さん、denenおきなわの三沢陽子さん、結い保育園の糸満立子さんらで、多数の方々の協力で成功裏に終えた。
参加者から「酢漬けのクワンソウで結んだオクラが柔らかくておいしかった」「茶道は敷居が高いイメージでしたが、すごくすてきな雰囲気で楽しかった」などの感想があった。「らいふ探検隊」として「今後も、楽しみを探して探検、発信していきます」と村吉さんは抱負を述べた。
(喜屋武幸弘通信員)