島の自然で季語探し 伊平屋小の児童、俳句に挑戦


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俳句学習をした児童と講師の東江政子さん(2列目左から3人目)=伊平屋小学校

 【伊平屋】伊平屋小学校(金城正武校長)5年生はこのほど、諸見圭祐さん(5年)の祖母である東江政子さんを講師に招き、13人が、国語の時間に俳句を作った。3日間を通して行われた学習では、季語を探すために、学校周辺の田んぼや畑へ出掛け、島の自然を題材にした俳句作りに挑戦した。

 「秋の風 農家の努力 今ここに」(西銘真理菜さん作)、「農道の トンボ追いかけ つまづいた」(大見謝愛花さん)などの作品ができた。俳句学習を終え、宮城明秀さん(5年)は「俳句を教えに来てくれてありがとうございました。一番心に残ったことは自然を歩いて、俳句のヒントを見つけたこと」と感想を述べた。

 また、東江さんは毎朝バス停まで孫を送る。「最近では『俳句を作りながら学校に行こう』という孫の言葉をうれしく思う。これからも俳句の素晴らしさを伝えていきたい」と話した。
 (譜久村美波通信員)