キャンプ用品をシェアしよう! サイトで貸し出し仲介 持ち主にレンタル料 ウラカタ


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
キャンプ用品のシェアリングサービス「ソトリスト」を開始したIT企業「URAKATA」の(右から)山田慎也社長、阿嘉祐樹さん=20日、浦添市

 コロナ禍の中で、密集を避けられるとして人気を集めているのがキャンプ。ITソリューション企業の「URAKATA(ウラカタ)」(浦添市、山田慎也社長)は、キャンプ用品を預かり、レンタルするシェアリングサービス「ソトリスト」を17日に開始した。住宅内で場所を取るテントやタープなどを同社が仲介して貸し出すことで、レンタル料金の20%が持ち主に入る仕組み。用品のメンテナンスや清掃などは同社が実施するため、持ち主は預けているだけでレンタル料金を得られる。

 「ソトリスト」はインターネット上のサイトで運用され、掲載された用品の予約、決済が可能。アウトドア用のテント類のほか、調理用品、ランタンなど、さまざまな用品が1泊300~4000円台で貸し出されている。破損などに対応する保証料が1回の決済につき1000円かかるが、用品を買う前に試すことが可能なため、愛好家らのニーズを見込んでいる。

 アウトドア用品の預かりは無料で、用品のオーナーへの支払いは事前に登録した口座に振り込まれる仕組み。オーナーが用品を使用したい場合は予約が入っていなければ使える。

 山田社長は「アウトドア用品は使われずに眠っている期間が長い。預かってシェアしつつ、メンテナンスもしっかりとしていきたい。キャンプを始めたい人は自分に合った商品を見つけるために、気軽に利用してほしい」と語った。

 サイトは「ソトリスト」で検索すると閲覧することができる。サイトへの新規登録で500円の利用クーポンを付与するキャンペーンを実施し、利用を呼び掛けている。