琉球リハビリテーション学院那覇校は20日、VR(仮想現実)を使った模擬授業を同校で実施した。生徒らはVRゴーグルを着用し、感染症予防の手順を映像で学習した。
授業では、感染症対応の現場にいることを想定したVR映像を生徒らに見てもらい、医療用ガウンや手袋を取り外す手順を確認した。VR映像を見てイメージをつかむことで、実習先などで感染症予防の手順を再現することが目的という。
1年の浦崎光さん(18)は「学校では教科書を使って勉強するが、教科書だけでは分からない部分をVRの映像を通して分かりやすく学べた」と振り返った。江洲宇翔さん(19)は「実習などでしか患者との接点を持つことができないが、VRを通して患者への接し方などを学ぶことができる」と話した。
今回の授業は、東京で専門学校などを経営する敬心学園が文部科学省の委託を受けて、本年度から実施する事業の一環で実施した。