沖縄の女子高生が道の駅応援 嘉手納高の14人 商品開発、催し企画も


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ガッツポーズで意気込む応援隊に就任した嘉手納高校の女子生徒ら=18日、嘉手納町屋良の道の駅かでな

 【嘉手納】女子高生の創造力と発信力で、嘉手納町の可能性を切り開け―。道の駅かでなの指定管理者、琉球物産貿易連合(高良守社長)は18日、道の駅かでなを多角的に盛り上げる“応援隊”として、嘉手納高校2年の女子生徒14人に委嘱状を交付した。生徒らは今後1年間、「カデナ・JK・クイーンズ・ファースト(仮称)」として道の駅への誘客を促進するために有効な商品の開発や催しを企画し、全面的にPRしていく。

 18日に開かれた第1回会合では、応援隊のネーミングや今後の活動内容について意見交換した。

 生徒たちからはエイサーやダンスにも挑戦し、各地のイベントに出演して嘉手納町を広くアピールする取り組みもやってみたいという声も上がった。

 4月から指定管理者となった高良社長は、これまで嘉手納町ならではの商品や食べ物、土産品が少なかったと指摘する。2022年のリニューアルオープンに向け限定商品なども積極的に開発していくとし「大人では思いつかない、女子高生の柔軟で楽しいアイデアをぜひ活用させていただきたい」と期待を寄せた。

 教員に声を掛けられ参加を決めたという総合学科の眞榮田果梨さん(17)は「自分たちで商品開発をして、SNS(会員制交流サイト)で宣伝できたら楽しいと思う」と目を輝かせた。女子バスケ部の友人らと応募した同科の石川優菜さん(16)は「みんなでエイサーをやったら盛り上がりそう。いろんなことにチャレンジしたい」と意欲を見せた。