紅型作家や学生、言語学者も参加 15人の詩を集めた「ぶーさーしっ」創刊


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
詩誌「ぶーさーしっ」創刊号

 詩人の白井明大さんが2018年8月から県内で開いている詩のワークショップ「言葉を探す旅」の参加者らの作品を掲載する詩誌「ぶーさーしっ」がこのほど創刊された。創刊号では、詩人や美術家、紅型作家、学生、言語学者など15人の多彩な執筆者がそれぞれの詩を掲載している。

 ワークショップは、2カ月に1回程度の頻度で開催してきた。自作の詩を朗読し、その詩の良いと思った点について参加者同士で感想を伝え合う形式。互いの個性や心、存在を認め合うような温かい雰囲気で進めてきたという。

 詩誌のタイトルは、指を使う沖縄式のじゃんけん「ブーサー」の掛け声から名付けた。どの指も、他でもないその指であるように、一人一人にその人の言葉があり、一つ一つの言葉や詩を見つめていきたいとの思いを込めた。税込み660円。

 県内では、言事堂(那覇市壺屋1の4の4 1階左)(電話)098(864)0315、CONTE(那覇市首里赤田町1の17)(電話)098(943)6239、くじらブックス(八重瀬町屋宜原135の2)(電話)098(998)7011で販売している。
詩誌「ぶーさーしっ」創刊号