「元気でね」タマン1600匹を放流 保育園児が体験 南城・知念漁協


社会
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タマンの稚魚を放流する園児=11月19日、南城市安座真のあざまサンサンビーチ

 【南城】「早く大きくなってね」「元気でね」―。南城市の知念漁業協同組合(照喜名智組合長)は11月19日、同市知念安座真のあざまサンサンビーチで保育園の園児らにタマン(ハマフエフキダイ)の放流体験を実施した。

 放流体験をしたのは南城市つきしろにある南城みなみ保育園(大田孝子園長)の園児36人と市知念久手堅の知念あさひ保育園(前城三千代園長)の園児23人。漁協の組合員が大きな水槽から10センチ前後のタマンの稚魚をバケツですくい、園児一人一人に渡した。勢いよくはねるタマンの稚魚に園児らはびっくりしながら波打ち際へと運び、太平洋の大海原へと放流した。

 放流したタマンの稚魚は約1600匹。南城みなみ保育園の城間奏輔ちゃん(5)は「ぬるぬるしていて面白かった。元気に大きくなって帰ってきて」と笑顔で語った。