【沖縄】沖縄こどもの国を舞台にした友利翼監督の短編映画「レンブとゆりかご」の撮影が終了し、上映に向けての報告会が11月14日、沖縄市中央のシアタードーナツ・オキナワで開かれた。
沖縄市出身の友利監督は東京で創作活動をしていたが、コロナ禍で仕事がなくなり、20年ぶりに沖縄市へ活動拠点を移した。これまで沖縄をテーマとする映画制作はなかったが、シアタードーナツの宮島真一さんに相談し、主演俳優となる沖縄市出身のアニソン歌手MICHIさんを紹介してもらい、短期間で撮影が行われた。
友利監督は、「東京では考えられない横のつながりでできた作品」と話す。「コザでしか起こりえない奇跡でできた映画。街ぐるみの映画作りで、完成すれば私の代表作となる手応えを感じている」と述べた。
ヨナグニウマの飼育員役を演じた主演のMICHIさんは「通常1年かかると言われた馬との信頼関係を3日間の撮影で心を通わせ合うシーンが撮れた。初の映画出演で地元での撮影や、高校時代の親友と一緒に仕事ができ、奇跡が起こった感慨深い作品」と思いを述べた。
同作品は来年2月以降にシアタードーナツ・オキナワで上映の予定。 (喜納高宏通信員)