電気自動車レース、那覇工が6連覇 ワイパーのモーター使い競う 県高校大会


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ワイパーモーター部門で6連覇した那覇工業のチーム(同校提供)

 生徒が製作した電気自動車の性能を競う第22回沖縄県高校エコデンレース大会(県工業教育研究会主催)がこのほど、沖縄市泡瀬の県総合運動公園で開かれ、那覇工業がワイパーモーター部門で6連覇を達成した。一般モーター部門は南部工業が優勝した。今年は新型コロナウイルスの影響で全国大会が中止となり、上位校の派遣はない。

 エコデンレースはレース用に開発された一般モーター部門と、車のワイパーのモーターを動力に転用するワイパーモーター部門がある。出場チームはモーター、バッテリーが同じという条件下で、車体の素材や形状などを工夫したり、運転技術を磨いたりしてコースの周回数を競った。

 一般モーター部門で優勝した南部工業の「テンペスト」は1周約290メートルのコースを45周した。那覇工業の「那覇工業1号」は30周を走り、ワイパーモーター部門を制した。