モネの「睡蓮」沖縄初展示 15日から西洋絵画展 沖縄県立博物館・美術館


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企画展で展示されるマグリット作の絵画「観念」をモチーフにした格好で来場を呼び掛ける県立博物館・美術館の金城正仁さん(右)と國吉貴奈さん=3日、那覇市泉崎の琉球新報社

 沖縄県立博物館・美術館の企画展「名画を読み解く 珠玉の東京富士美術館コレクション」(沖縄美ら島財団、沖縄テレビ主催)が那覇市の同館で15日から始まる。来年1月31日まで。フランス印象派の巨匠クロード・モネの絵画「睡蓮(すいれん)」が県内で初めて展示されるなど、16世紀のイタリア・ルネサンスから20世紀の現代絵画まで400年の西洋絵画の歴史を鑑賞できる貴重な機会となる。

 東京富士美術館の西洋美術コレクションから82点の絵画を展示する。世界の美術ファンを魅了するルノワール、セザンヌ、ゴッホ、シャガールら美術史を彩る巨匠たちの名画を鑑賞できる。同館の学芸員の國吉貴奈さんと広報営業担当の金城正仁さんが3日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、来場を呼び掛けた。

 学芸員の國吉さんは「全ての作品に解説があり、美術史入門のように鑑賞することもできる。沖縄で16世紀から20世紀までの西洋絵画がこれだけそろう機会はなかなかない」と語った。

 15日午後2時からは同館3階講堂で東京富士美術館の五木田聡館長の講演会もある。事前申し込み制で定員100人。

 問い合わせは県立博物館・美術館(電話)098(941)8200。