「重大インシデント」国交省きょう調査官派遣 JAL緊急着陸


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 【東京】那覇発羽田行きのJAL904便が飛行中に左翼エンジンの一部を損傷した事故について国土交通省は4日、「重大インシデント」と認定した。同省の運輸安全委員会は5日、航空事故調査官3人を派遣し、詳しい事故原因を調査する。トラブルが起きたJAL904便の機長は、管制に「緊急事態」を宣言し那覇空港に引き返した。

 国交省航空局航空事業安全室によると「緊急事態」は、他の航空機よりも優先して着陸しなければいけない状況になったと、機長が判断した場合に宣言される。航空用語で管制に伝えるのが一般的で、緊急性が高い事案は「メーデー」、それに準ずる事案の場合には「PANPAN(パンパン)」と伝えられる。他の手段で管制に緊急性を伝えるケースもある。

 運輸安全委員会によると、今後は航空事故調査官3人が調査結果を報告書にまとめ、事故原因など詳しい結果を報告する。