沖縄県内の倒産11月は3件 業況指数は0.4ポイント悪化


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ

 帝国データバンク沖縄支店は4日、11月の県内企業倒産件数を発表した。倒産件数は前年同月比1件減の3件、負債総額は同87%減の1億700万円だった。

 毎月実施している景気動向調査によると県内の業況判断指数(DI)は前月比0.4ポイント悪化し、37.0となった。DIの悪化は3カ月ぶりで、全国順位は前月の6位から17位に後退した。

 先行き見通しDIは3カ月後が前月比3.4ポイント減の37.3、6カ月後が同0.1ポイント増の39.2だった。「Go To トラベル」などの効果で景況感が回復している企業もあることから同社は「県内でも二極化が進んでいると思われる」と分析。先行きについて「セーフティ資金導入によって堪え忍んでいるが、固定費負担が重く、年末を区切りとして清算など法的手続きを模索している企業もある」として動向を注視している。