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沖縄の植物カラキにコロナ抑制物質 琉球大・北里大が発表 培養細胞で実証

カラキの葉(沖縄科学技術振興センター提供)

 本島北部に自生する琉球列島固有種の植物「沖縄ニッケイ(カラキ)」に含まれる化合物「カテキン三量体」に、新型コロナウイルス培養細胞への感染抑制効果があることが分かった。琉球大学と北里大学大村智記念研究所が7日発表した。お茶や、のどあめなどの医薬部外品開発に期待があるというが、研究者らは「現在販売されているお茶では濃度が足りず、飲んでも効果は期待できない」としている。

 研究に携わった琉球大の照屋俊明教授によると、新型コロナウイルスを感染させた培養細胞にカテキン三量体の溶液を加えたところ、何も加えない場合よりウイルスの増殖が抑制された。

 カテキン三量体はお茶などに含まれるカテキンが三つ結合した化合物で、沖縄などに自生するハマビワに含まれていることが分かっていた。ハマビワは伝統的に食べられていた植物ではないため、お茶などの製品になっている28種の植物を調査したところ、カラキにも含まれていることが分かった。

 琉球大と北里大は、沖縄の植物や海洋生物の中から創薬に使えそうな化合物を探す共同研究を進めていた。同研究は沖縄科学技術振興センターが受託した県の「成長分野リーディングプロジェクト創出事業」の一環。

 大宜味村によると、カラキはその根を泡盛に漬けた「カラキ酒」があるなど、昔から食材として親しまれていたという。国頭村や大宜味村は地域の特産品としてお茶やあめなどの商品を開発している。大宜味村は苗木を農家に配るなど、生産拡大に努めている。



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