性暴力の撲滅を訴えるフラワーデモが11日夜、那覇市の県民広場であった。主催したフラワーデモin沖縄によると、男女34人が参加し、行き交う人々にアピールした。2014年に自ら命を絶ち、教員からわいせつ被害を受けた女子生徒の母親の姿もあった。
沖縄のフラワーデモは今年3月にいったん終了していた。11月11日に不定期で開催したところ、主催者の一人である上野さやかさんに多数の人から「また開いたら参加したい」との声が寄せられた。性暴力の問題に声を上げるとともに、県内の被害者に「仲間がいる」ことを発信するために開催。デモに参加した母親は、最愛の娘がわいせつ被害に遭ったことを語り「自分の経験を知ってもらい、皆さんと声を上げていきたい」と涙ながらに話した。
上野さんはフラワーデモについて「性暴力に悩む人の居場所になっている。自分たちのできる範囲で続けていきたい」と話した。