宜野湾市議会、男女共同条例案への反対陳情は「継続審議」に


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宜野湾市議会(資料写真)

 【宜野湾】宜野湾市議会12月定例会の総務常任委員会(桃原朗委員長)は11日、市が制定を目指す市男女共同参画推進条例案に反対する市民が提出した陳情を継続審査にした。策定過程の条例案がまだ上程されず、陳情者を参考人招致していないことなどが理由。

 10日の委員会では、陳情を提出した市民の代表者が参考人招致される予定だったが、「条例案が提案されていない中で陳情者を呼ぶのはどうなのか」との意見があり、見送られていた。反対する市民は、条例案の逐条解説に「性的指向」や「性自認」の文言があることなどを疑問視している。

 条例案は現在、諮問機関の市男女共同参画会議が答申案を作成しており年内に松川正則市長へ答申し、来年1月に市が条例案を最終決定する予定。市は来年の3月議会に上程したい考えだ。