名護市長意見、軟弱地盤回避か 辺野古設計変更、市議会提案へ


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名護市役所(資料写真)

 【名護】沖縄防衛局による新基地建設の設計変更申請に関して、名護市の渡具知武豊市長は11日の市議会12月定例会で「埋め立て地の用途の変更に関する市長意見を(県に)提出する。設計概要変更に関する部分は、県において適切に審査されると認識している」と述べた。川野純治氏の一般質問に答えた。16日の本会議に、「公有水面埋立変更承認申請書に関する意見について(辺野古地先)」を追加議案として提案する予定。

 市長意見では、辺野古漁港周辺の作業ヤード用の埋め立てをやめる用途変更に「異議はない」とし、軟弱地盤や地盤改良工事の内容には触れないとみられる。

 県からの市長意見照会について市側は本紙の取材に、作業ヤード用の埋め立て地用途変更の部分のみについて問われた、との考えを示した。

 一方、県は用途変更の部分のみに限定した照会ではないと説明している。