キングス、大事な場面で3点被弾 守備機能せず 大阪エヴェッサに76-88 第21戦


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琉球―大阪 第3クオーター、ドリブルを仕掛ける琉球の小野寺祥太=13日、大阪府のおおきにアリーナ舞洲(Bリーグ提供)

 攻守ともにきっ抗し、シーソーゲームとなった前半を1点ビハインドで折り返したキングス。後半は大阪に先に流れをつかまれた。間合いを詰め切れず、3点弾を頻繁に許してリードを広げられた。

 第4Qに入り、外角シュートに対する守りのプレッシャーを高めたが、今度は手薄になった中を攻められる。9点を追う残り6分半の場面では、攻撃リバウンドを立て続けに奪われ、ゴール下シュートを決められて得点差は2桁に。タイムアウトの取得を余儀なくされ、劣勢を象徴するワンプレーとなった。

 「全体的に守備が機能せず、大事な場面で簡単な3点弾を打たれてしまった」と反省点を見詰める田代直希主将。「シーズンが進むごとに、大事な時間帯をもっと見極められる力を付けていきたい」と勝負どころでの強さを突き詰めていきたい考えだ。

 一方、東西の上位陣を相手に、12日間で6試合をこなす厳しいスケジュールを3勝3敗で乗り切った。

 田代は「けが人が出ず、ここまでこられたのはよかった」と前向きに語る。1週間を置いて迎える島根との2連戦に向け「守りからエナジー全開で戦いたい」と気合を入れた。


 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは13日、大阪府のおおきにアリーナ舞洲で大阪エヴェッサ(西地区4位)と対戦し、76―88で敗れた。連勝は2で止まった。通算成績は15勝6敗で西地区2位のまま。前半から点を取り合う好ゲーム。後半に大阪が3点弾を高確率で沈めて波に乗る。キングスは勢いを止められず、最終第4クオーター(Q)で突き放された。次節は19、20の両日、島根県民体育館で島根スサノオマジック(西地区)と対戦する。

 

▽Bリーグ1部(おおきにアリーナ舞洲、1893人)
大阪 10勝11敗
88―76(20―16,15―18,25―21,28―21)
キングス 15勝6敗

◆気持ちが勝敗に影響

 藤田弘輝HC(キングス)の話 自分たちも悪くはなかったが、大阪の勝ちたいという気持ちの方が全面に出ていて、それが勝敗に影響した。アウェーでは積極的にチャレンジし続けなければならないと、改めて痛感させられた。