ひとり親家庭助成401万円、豊見城市に交付されず 県への申請ミス


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豊見城市役所

 【豊見城】沖縄県豊見城市がひとり親家庭などへ医療費を助成する「母子及び父子家庭等医療費助成事業」で県への補助金申請を誤ったため、交付されるべきだった401万6千円を受け取れていなかったことが、16日までに分かった。

 市は同額を一般財源から補填(ほてん)したため、事業の対象となる市民へ直接的な影響はない。6月に発覚後、補助金を修正交付できるか県と協議を続けている。県の担当者は「年内で結論を出せるよう検討中」とコメントした。

 市は2019年度分の申請で、受給資格がなくなった人からの返還金を記載する収入額の欄に、県から一部交付済みの補助金額を誤って記入していた。そのため、県から交付される予定だった補助金、1393万4千円のうち991万8千円しか交付されなかった。

 同事業を担当する市こども応援課は「チェック体制を強化し再発防止に努める」とした。