バングラデシュの雇用創出を支援 レザーファクトリー原口社長、事業への思い語る


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
事業に懸ける思いを語る、ビジネスレザーファクトリーの原口瑛子社長=16日、那覇市泉崎の琉球新報社

 バングラデシュの障がい者やひとり親の雇用創出のため、革製品を制作・販売するビジネスレザーファクトリー(福岡県)の原口瑛子社長が16日、那覇市泉崎の琉球新報社で講演した。「売り上げよりも現地の人たちを雇用するための事業だが、勝負するのはサービスやクオリティー」と事業に懸ける思いを語った。17、18の両日には琉球新報社で出張展示販売会を開く。

 原口さんは貧困をなくすことを目的に事業を始めた。「置いてけぼりになる人たちのためだけに事業をしている」と強調。就労が難しい障がい者やシングルマザーを雇用し、現地資源である皮を活用した商品の開発を続ける。未経験の人たちが日本の職人の指導で技術力を上げ、誇りを持つようになったという。

 販売は17日正午~午後3時と、18日午後4~7時。問い合わせは(電話)098(987)1502(担当・岡田さん)。