「身を切る」知事32人 玉城知事は来年5月まで月給30%カット


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 新型コロナウイルスの感染拡大を理由に、32道府県の知事が2020年度に月額給料やボーナス(期末手当)を削減したことが17日、共同通信の集計で分かった。地域経済が打撃を受ける中、身を切る姿勢を示した格好。最多は広島の541万円。ただ、財政改善効果は限定的で、単なる住民向けアピールとならないよう感染対策や経済復興での手腕も求められる。

 47都道府県の担当部局に12月7~11日に取材した。月給だけ削減した知事は15県で、ボーナスだけは13道府県。青森、栃木、広島、福岡の4県はいずれも減らした。沖縄県の玉城デニー知事は6月から来年5月までの1年間、月給を30%減額している。

 知事による自主的な判断によるものを集計対象とした。人事委員会勧告を踏まえた、一般職員の冬のボーナスカットに準じて減額されたものは対象外とした。