千原ジュニアが絶賛した「おばーと孫」動画がグランプリ かまいたちやNMB48も登場 よしもとが沖縄からお笑いライブ配信


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社
LAUGH&PEACE LIVEの後半の部の出演者=5日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟

 沖縄の魅力を世界に発信するイベント「みんなで笑えば、地元が広がる『LAUGH&PEACE LIVE』」(よしもとラフ&ピース主催)が5日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟であった。2部構成の2部を取材した。千原ジュニアと田仲メリアンを司会に、音楽やお笑いステージ、沖縄愛をテーマに制作した動画コンテスト「いいね動画グランプリ」があった。

 NMB48から梅山恋和、小嶋花梨、渋谷凪咲、吉田朱里、山本彩加、山本望叶が出演し「だってだってだって」「ワロタピーポー」を歌い、軽快なダンスで会場を盛り上げた。お笑いステージには、かまいたち、すゑひろがりず、3時のヒロインが登場し、秀逸なコントで会場を笑いに包んだ。

 動画コンテストには152作品の応募があり、グランプリに「南の島のおばーと孫さん」の「新しい生活様式のおばあちゃん」が選ばれた。畑でラッキョウを採っているおばーに孫が話しかける内容。新しい生活様式に掛けたおばーの姿が笑いを誘った。審査員のはじめしゃちょー(ユーチューバー)は「シンプルかつ面白かった」と受賞理由を話し、千原は「一切作り込まれていない、普段のおばあちゃんの姿を見せていただいて、沖縄の素晴らしさが伝わった」と評価した。

 「沖縄世界遺産部門」には、okinawa creative videoの銘苅勝さんの作品「この島が好きだから・首里城再建」が選ばれた。家族と過ごす日常の何気ない風景をシネマティックに仕上げた。沖縄の伝統や文化をテーマに、首里城焼失を受けて県民が一つに歩み出そうをする姿を描いた。審査員の西向幸三(ラジオパーソナリティー)は「首里城再建に向けた気持ちや親から子へつなぐうちなーんちゅの気持ちが表現された」と話した。 
(田中芳)

お笑いステージに出演し観客を楽しませる「かまいたち」の山内健司(左)と濱家隆一=5日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟