基地問題、動画で発信 VFPが海外向け企画


社会
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動画の作成を発表するVFP―ROCKのダグラス・ラミス代表(右)ら=18日午後、県庁記者クラブ

 国際平和団体の「平和を求める元軍人の会―琉球沖縄・国際支部(VFP―ROCK)」は18日、県庁記者クラブで会見し、沖縄の抱える問題を海外に発信するプロジェクトを発表した。沖縄の歴史や、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設など、沖縄の基地問題を動画で紹介している。

 辺野古の新基地建設問題では大浦湾の軟弱地盤などを指摘した。全編英語で編集しており、米国に沖縄の現状を伝えることを目的としている。2021年1月ごろに米国のVFP会員(元米軍兵)を中心にオンラインで公開する予定。

 VFP―ROCK代表のダグラス・ラミスさんは「沖縄にある基地は米国の基地なので、米国に決定権がある。米国に伝えたい」と話した。VFP中心のイベントを終えた後は、他の平和団体などにも広める考え。