夜間中学の設置「積極的に推進を」 那覇市議会が全会一致で可決


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 那覇市議会(久高友弘議長)は22日、11月定例会最終本会議を開き、市立夜間中学(学級)設置への取り組みを推進するよう求める決議を全会一致で可決した。宛先は市長と市教育長。24日に決議を手渡す。

 決議によると、夜間中学は現在、10都府県に34校が設置され、文科省は少なくとも各都道府県に1校は設置するよう促している。県からの検討委員会設置の求めに応じ、那覇市は検討委員会(ワーキングチーム会議)を設け、夜間中学設置の可能性を検討している。

 決議では「誰一人取り残さない優しい沖縄づくりへ、すべての人々の学ぶ権利が保障できる公立夜間中学の県都・那覇市への設置実現への取り組みを積極的に推進するよう求める」とした。