那覇、副市長人事を再検討 平良識子氏含めるかは「何とも言えない」


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 平良識子那覇市議を副市長に選任する議案が審議未了で廃案になったことについて、城間幹子市長は23日の定例記者会見で「非常に残念だ」と述べた。「次のチャンスは年度末と考えている」として、2月定例会に向けて人事案を再検討する考えを示した。平良氏を含めて選考するかどうかについては「現時点では何とも言えない」とした。

 城間市長は「否決でも可決でもなく流れたのは、議員も迷うところがあったと思う」との見解を示した。議会の理解を得るための努力が十分だったかについては「人事は市長の専決事項だ。私の根回しはゼロではなかったが、それが不足していたとか、反省する種類のものではないのではないか」と述べた。城間市長は、16日に退任した久高将光氏の後任に平良氏を充てる考えだった。しばらく副市長が知念覚氏1人になることの市政への影響については「短い期間だと思うので知念副市長と力を合わせて頑張る」と話した。

 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、県が飲食店などへの営業時間短縮要請期間を延長することに関連し、那覇市から事業者に支給する協力金の増額はしない考えも明らかにした。