来年2月の浦添市長選に伊礼悠記氏が出馬表明 「軍港造らせない」


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浦添市長選に出馬を表明する伊礼悠記氏=23日夜、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール

 【浦添】来年2月7日投開票の浦添市長選に向け、新人で浦添市議の伊礼悠記氏(38)は23日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室で記者会見し、出馬を正式に表明した。米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設について「軍港は絶対に造らせない。市民と共に訴えていきたい」と反対の立場を強調した。

 伊礼氏は「市民は軍港を造ってほしくないと思っている。それを日米両政府にぶつけていくのが首長の責任だ」と訴えた。新型コロナウイルスについて「市民の暮らしや命に責任を持つのが自治体の役目だ」と対策に力を入れる考えを示した。

 伊礼氏は共産党を離党しており、政党の推薦を受けず無所属で出馬する。共産、社民、社大などからの支援を受ける予定。

 現職の松本哲治氏(53)も市長選出馬を表明している。

 伊礼 悠記氏(いれい・ゆうき) 1982年12月生まれ。浦添市内間出身。県立看護大卒。2013年、浦添市議選に初出馬し、トップ当選。17年市議選もトップ当選した。