万座ビーチホテル改築へ 来年にも着手、10年かけ「分散型」に


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ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート

 ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(沖縄県恩納村)が、ホテルの増築と既存施設の解体を検討していることが分かった。客室数150室の宿泊棟、11室のヴィラ棟、75室のクラブルームの計3棟(236室)の建設を計画している。現在のホテルは客室数400室で、耐用年数が近づいていることから新棟完成後に解体する予定。

 24日に開かれた県自然環境保全審議会で計画概要を明らかにした。新築する3棟の建設は景観に配慮して、10年かけて段階的に取りかかる。営業や雇用を止めないため、新棟建築中も現在のホテルの運用は続ける。現在のホテルの耐用年数は50年で、利用開始から約40年が経過している。

 県から国定公園内でのホテル開発許可が出れば、早ければ2021年にも計画に着手する。

 これまでは1棟に多くの客が宿泊する形態だったが、タイプの違う施設を分散して設置することで、多様なニーズに対応できるようにする。