バスケ女子・西原 「気持ちで負けた」脚力及ばず、2回戦で敗退 ウインターカップ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
西原―聖カタリナ学園 ボールを運ぶ西原の高江洲祭主将=24日、東京体育館(日本バスケットボール協会提供)

 バスケットボールの全国高校選手権第2日は24日、東京体育館などで行われ、2回戦に臨んだ女子の西原は聖カタリナ学園(愛媛)に48―86で大敗した。男子の豊見城は25日午後0時20分から、同体育館で正智深谷(埼玉)と2回戦を行う。男子の1回戦で3連覇を狙う福岡第一は四日市工(三重)に129―64で大勝し、前回4強の東山(京都)は日本航空(山梨)を119―71で退けた。女子の2回戦で前回優勝の桜花学園(愛知)は徳山商工(山口)に108―40で快勝し、同準優勝の岐阜女は83―64で東海大福岡を下した。選手に新型コロナウイルス感染の疑いがあると判断された男子の光泉カトリック(滋賀)が新たに欠場した。

 過去に準優勝経験もある強豪に対し、高さに加え、自分たちの武器と自負してきた脚力でも及ばなかった西原。「完敗でした」と崎浜秀勝監督。崩れた自信は選手たちのシュートタッチを狂わせ、成功率が28・6%にまで落ち込んだ。

 183センチと175センチのツインタワーを擁する聖カタリナ学園に対し、序盤は積極的にインサイドでダブルチームを仕掛けて自由にさせない。リバウンドも全員でボックスアウトして優位に立った。ただ攻撃面ではドライブに消極的で成功率が上がらず、前半はわずか22得点にとどまった。

 後半に歴然とした差が見え始める。高さの優位性を生かしてインサイドを強調し始めた相手に対し、当たり負けして徐々に引き離されていく。「気持ちで負け、足が止まってしまった」(高江洲祭主将)と、オールコートでプレスを仕掛けても間合いを詰め切れず。裏を通され、簡単に得点を許した。第3Q終了時点で28点差。一気に勝負を決められた。

 「フィジカル面でまだまだだと思った」と敗因を語った高江洲。この試合を最後に引退となる。「1年生も多く出場した。この経験を生かし、来年またリベンジしてほしい」と4強以上という目標を後輩に継いだ。(長嶺真輝)


 ▽女子2回戦

聖カタリナ学園(愛媛)
86―48(11―12,21―10,31―13,23―13)
西 原