中学硬式野球、沖縄中央ポニーが優勝 県勢対決で宜野湾ポニーズを逆転 全日本コルトリーグ


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 中学硬式野球の第10回全日本コルトリーグが19、20日の両日、福岡県のペイペイドームで行われた。決勝は6連覇の懸かる宜野湾ポニーズと、初出場で初優勝を狙う沖縄中央ポニーとの県勢対決となり、沖縄中央が3―2で接戦を制し、優勝を果たした。

中学硬式野球の全日本コルトリーグで優勝した沖縄中央ポニー(提供)

▽1回戦
宜野湾ポニーズ 7―2 ポニー福岡フェニックス
嘉麻ポニー(福岡) 3―2 ポニー沖縄ダイヤモンド
沖縄中央ポニー 17―4 ポニー久留米ボーイズ(福岡)
▽準決勝
宜野湾ポニーズ
1101001│4
0000000│0
嘉麻ポニー
 (宜)佐久間、勝連―外間
 (嘉)豊永、森―寺濱
▽二塁打 仲程、知念、新垣(以上宜)

羽田アンビシャス(東京)
2000010│3
131010×│6
沖縄中央ポニー
 (羽)福田、稲田、神田―川澄、高崎
 (沖)崎田、又吉、大嶺―山里
▽三塁打 嘉数(沖)
▽二塁打 遠藤(羽)

▽決勝
宜野湾ポニーズ
0000020│2
100002×│3
沖縄中央ポニー
 (宜)宮城、安里、宮國―源古
 (沖)上原、大嶺―山里
▽三塁打 仲里(宜)
▽二塁打 仲程、富村(以上宜)

「ライバルに勝利、うれしい」 沖縄中央 上原監督

 沖縄中央ポニーは練習試合や公式戦でも敗れていた因縁の相手・宜野湾ポニーズと優勝を懸けた戦いとなった。六回に2失点し、主導権を奪われたが、すぐさまその裏に2点を追加し、逆転に成功する。最終回も凡打に打ち取るなどして無失点に抑え、栄冠を手にした。大会には3年生9人の少数精鋭で挑んだ。

 12月上旬には、育成会の大会に宜野湾ポニーズとの連合チームで出場するなど、手の内を知り合う仲だった。だからこそ、宜野湾から勝ち取った栄冠に上原正吾監督は「3年生最後の大会でライバルに見事勝ち、本当にうれしい。素晴らしいクリスマスプレゼントになった」とナインの奮闘をたたえた。