RAC機、副機長用酸素マスクの使用期限切れで引き返し 那覇発久米島行き けが人なし


この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
那覇空港の空撮(イメージ写真)

 25日午前10時6分ごろ、那覇発久米島行きの琉球エアコミューター(RAC)873便が、那覇空港西約56キロ付近上空で、コックピット内に備えられた緊急時に使用する副機長の酸素マスクが、使用期限切れであることが判明し、那覇空港へ引き返した。同10時19分、那覇空港に通常着陸した。乗客乗員合わせて27人にけがはなかった。RAC機を巡っては、11月と今月22日に、操縦室の窓に亀裂が入り那覇空港に引き返す事案が発生している。

 RACによると、那覇空港のRAC整備部門で同日、書類の整理中に同機の副機長用酸素マスクの使用期限が約6カ月過ぎていることが判明した。同機は久米島に向け、高度約2400メートル上空を飛行中だったという。この影響で、同機は欠航、その他の便にも遅れが出た。