宮古島にオンライン高校 来年4月開校「生徒1人に担任1人」


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 【宮古島】宮古島初の通信制高校サポート校「島の高等学院」が2021年4月に開校する。運営する同学院が21日、市内で会見し、発表した。オンライン授業で高校卒業資格が取得できる。地域人材を講師に招いたキャリア教育や、生徒の興味や関心を伸ばすスキルアップ教育など独自のカリキュラムを実施する。

島の高等学院の概要を説明する根間玄隆学院長(中央)と役員の前里修彦さん(左)、佐和田はるかさん=21日、宮古島市平良

 同学院の根間玄隆学院長は会見で「生き方や職業選択が多種多様になっている。既存の高校では高校生の学びたいものも収まらなくなってきている。地域と連携して社会の中で子どもたちを育てる環境をつくりたい」と語った。

 島の高等学院は根間代表が運営する市平良の進学塾「Root(ルート)」が主体となる。市内でそれぞれ企業の代表を務める佐和田はるかさんと前里修彦さんが役員を務める。全国150カ所に学習センターを持つ鹿島山北通信制高校と連携する。初年度は生徒約30人で開始し、3年後に100人を目指す。

 運営の基本に(1)生徒1人に担任1人が付いての学習指導(2)生徒の興味、関心に合わせたスキルアップ(3)地域人材を活用したキャリア教育―の三つを据える。週に1度はルートに登校しホームルームを実施する。時間割はなくオンライン授業のため生徒は学習スタイルを自由に自分で選べ、理解度に合わせて学習を進められる。

 同学院は1月17、24日の午後5時から市平良の未来創造センターで学校説明会を実施する。根間代表は「学校と社会の垣根をなくす。生徒が自分で一歩前へ踏み出す力、選択できる力を育てたい。多くの人に来場してほしい」と呼び掛けた。


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