【東】那覇市などの小中学生16人が昨年12月28日から1月1日にかけて徒歩で沖縄本島縦断に挑戦した。那覇市を出発し、5日間で100キロを踏破。1日早朝、ゴールの東村慶佐次のウッパマビーチで雲間から差す初日の出の光を浴びながら、達成感をかみしめた。
会員制のキャンプコミュニティ「MOJI CAMP」が主催。28日に那覇市の新都心公園を出発し、恩納村、名護市、大宜味村の各地でキャンプをしながらウッパマビーチを目指した。
道中は豪雨に遭うなど、厳しい場面もあったという。1日早朝、一行は大宜味村のキャンプ地から10キロ以上を歩きウッパマビーチに到着。保護者らが出迎え、一緒に浜辺で初日の出を見た。雲の間から朝日が姿を見せると歓声が上がった。那覇市立城東小5年の坪井将翔(まさと)さん(11)は「足がもげるかと思うほどきつかったがやりきることができた」と充実した笑顔を見せた。
主催の下地正敏さんのほか、理学療法士や料理担当のメンバー7人が子どもたちをサポートした。