乳にモォ-突進 恩納村・うるま農場 2頭誕生で丑年開幕


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
元旦に生まれた、さふらん(左)と2日に生まれた勝美2を笑顔で見つめるうるま農場の森根浩司牧場長=2日、恩納村真栄田

 【恩納】恩納村真栄田のうるま農場の牧場で1日、母親譲りの黒毛に、愛らしい大きな目をした、37キロの元気な雌の子牛が生まれた。「さふらん」と名付けられ、生まれて間もなくすると、“よちよち歩き”ながらも母親の乳めがけて突進したという。同牧場では2日にも、同じく37キロの雄の子牛「勝美2」が生まれ、にぎやかな丑年(うしどし)の幕開けとなった。

 牧場長の森根浩司さん(48)によると、さふらんの母親で4歳のみづきは大みそかの夕方ごろから産気づいた。森根さんは年越しそばを食べた後、牛舎に戻り、年が明けた午前1時10分ごろにさふらんが「ぽろっ」と生まれた。勝美2の母親で2歳のみちこは初産で、少し手こずりながらも無事、午後0時10分に出産した。

 森根さんは「せっかく丑年に生まれたんだから、元気な牛に育てられるよう頑張りたい」と生まれたばかりの子牛たちをなでながら笑顔で語った。同牧場は出産ラッシュで、12月には5頭が誕生し、1月もあと1頭、出産予定日を迎えている牛がいるという。