沖縄関係路線 年末年始の搭乗者数は50%減 GoTo停止でキャンセル相次ぐ


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 沖縄関係路線を運航する航空5社は4日、2020年度の年末年始(20年12月25日~21年1月3日)の利用実績を発表した。5社合計の搭乗者数は前年同期比50.7%減の27万2766人だった。年末年始に「Go To トラベル」を一時停止した影響などで、当初の予約状況よりも客足が鈍化した。県内のホテルなども年末年始の宿泊需要の取り込みに苦戦した。

 全日本空輸(ANA)の搭乗者数は前年同期比48.9%減の13万6680人だった。昨年12月に予約状況を発表した時点では18万9845人だったが、キャンセルが続いた。

 羽田、伊丹―那覇を運航する日本航空(JAL)の搭乗者数は同54.6%減の4万9130人だった。提供座席数に対する搭乗率は44.4%にとどまった。

 日本トランスオーシャン航空(JTA)の搭乗者数は前年同期比51.1%減の4万6775人となった。12月時点では前年並みの提供座席数で運航する予定だったが、GoTo停止の影響などでキャンセルが相次いだため減便し、提供座席数を10.3%減らした。搭乗率は45・3%だった。