沖縄県、豊見城市の補助金誤申請で追加交付せず ひとり親医療費、市民への波及なし


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豊見城市役所

 【豊見城】豊見城市がひとり親家庭の医療費助成事業の補助金申請を誤り、県から401万6千円が交付されなかった件で、県が追加交付をしないことを口頭で市に伝えていたことが4日までに分かった。市は欠損分を、一般財源から補塡(ほてん)するため、市民に直接的な影響はない。

 市は2019年度の補助金申請の記入を誤った。20年6月に誤記が発覚して以降、修正交付できるかどうか、県と協議を続けていた。昨年12月25日、県職員が市役所を訪ね「予算は単年度主義で、19年度事業は出納整理期間が過ぎており、補助金の追加交付はできない」と説明した。

 市は「正式な文書が届き次第、対応を検討する」とコメントした。