沖縄県、往来自粛や飲食店時短を8日に検討 コロナ1都3県緊急宣言に対応


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沖縄県の玉城デニー知事

 沖縄県の玉城デニー知事は6日、県庁で臨時記者会見を開き、政府が7日に首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言を出すことを受けて、8日に県の新型コロナ対策本部会議を開き、飲食店などへの時短営業の要請の延長など今後の方向性を検討する考えを示した。

 緊急事態宣言の対象地域への往来自粛も慎重に検討し判断するという。玉城知事は「第3波は依然として高い波が押し寄せ続けている。このタイミングでしっかりと対応していくことが重要だ」と述べた。

 先月17日から行われている那覇市などへの時短営業要請である程度飲食関係の感染は抑えられたものの、現在は県外から入ってきた感染者との接触による感染が多くなっているという。

 玉城知事は今週末に各地で予定されている成人式について、「ことしはコロナ禍の特別な式典になる。新成人の皆さんには、式典前後の飲み会はなにとぞ自粛していただき、お世話になった皆さんとゆっくり過ごしてほしい」と呼び掛けた。