名護新成人の「光文字」今年の一文字は? 冬の風物詩、あす点灯式


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【名護】名護市内の神ケ森斜面に新成人たちが設置する「光文字」が、今年も10日に点灯される。1996年から続く取り組みで、26回目。先輩から後輩へと代々バトンをつないできた。今年の一文字は午後6時の点灯式と同時に発表する。

 名護市街地から見える光文字は、冬の風物詩として定着している。縦横約50メートルの一文字が1月いっぱい輝き続ける。東江中出身の新成人約100人が昨年9月ごろから設置場所の草刈りをしたり、名護市ゆかりの企業に支援を呼び掛け寄付を集めたりした。

 みんなで話し合って決めたという一文字について、実行委副委員長の桃原紗希さん(20)=名桜大2年=は「新型コロナウイルスの影響で町が暗くなりがちだが、光文字を見た名護の人々が明るい気持ちになり、前を向いてくれたらとの願いを込めた」と語った。