HYがうるま市観光大使に 「見てよし、遊んでよし、食べてよし」地元愛、世界中に発信


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上間秀二副市長(中央)から、観光大使に任命されたHYの仲宗根泉さん(左端)、許田信介さん(左から2人目)、名嘉俊さん(同4人目)、新里英之さん(右端)=8日、うるま市勝連南風原の歴史文化施設

 うるま市は8日、世界遺産の勝連城跡を観光事業者などにプロモーションする「勝連城フェス2021」を開催し、市出身の人気バンド「HY」の4人を市の観光大使に任命した。HYの仲宗根泉さんは「うるま市は見て楽しく遊んで楽しく、食事もおいしい。日本中、世界中でライブをするので、うるま市の良さを伝えて盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

 イベントでは、勝連城跡が屋外で「密」にならないことや、イベントなどに柔軟に活用できることなどをPRした。城跡の最上部に当たる「一の曲輪(くるわ)」では古武道の演武が披露され、麓の「四の曲輪」ではうるま市の食材を使ったメニューが振る舞われた。

 うるま市は、勝連城跡周辺の約10ヘクタールに公園や飲食、物販施設を整備し、公民連携による運営を予定している。勝連城跡周辺整備室の岸本力室長は「屋外の安全なソフトコンテンツとして、城跡の活用方法を実際に見せることで、商品造成に生かしてもらいたい」と話した。HYについて、上間秀二副市長は「地元愛にあふれたグループ。これまで以上にうるま市の魅力を発信してほしい」と期待した。