宮古島市長選 下地氏「生活の安定が未来創造」 出陣式で弁士らと第一声


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頑張ろう三唱で気勢を上げる下地敏彦氏(右から4人目)と支持者ら=10日午前、宮古島市平良

 【宮古島】宮古島市長選挙は10日、無所属新人で前県議の座喜味一幸氏(71)=社民、社大、共産、立民推薦=と、無所属現職の下地敏彦氏(75)=自民、公明推薦=による一騎打ちとなった。両氏が市内で開いた出発式・出陣式には、それぞれを推薦する政党関係者や市議、市民らが集まり、支持拡大を訴え、ガンバロー三唱で気勢を上げた。

 政治で一番必要なのは生活の安定、そして明日への希望が持てるようにすることだ。合併して大きくなった市の課題に対応するため、葬祭場やごみ処理場を整備した。来島者増加や風雨に対応するためのJTAドームや、市民が学習する場所が必要だと考え未来創造センターを造った。

 それなのに(相手候補は)箱物行政は駄目だと言っている。それはおかしい。事業費のうち、市の持ち出し分は2割程度だ。子どもの貧困や福祉、教育の問題にもしっかり取り組む。安定こそが政治の第一歩だ。

 コロナ禍の今、12年間の行政ノウハウを生かし的確に対応していく。市民と一緒になり、互いの絆を深めて政治を進め、宮古島の明るい未来につなげたい。