甘~いタンカン初出荷 名護市でJAおきなわ


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タンカンの品質や傷を確認し仕分ける作業員=12日、名護市のJAおきなわ北部地区営農振興センター

 【名護】JAおきなわは12日、今期(2020年度)のタンカン初出荷式を、名護市伊差川のJAおきなわ北部地区営農振興センターで開いた。今年はタンカンの「表年」に当たり、大きな台風の襲来がなかったこともあり豊作という。出荷量は前年度比2・2倍の470トンを計画している。

 熟度は遅れ気味だったが、年末年始の冷え込みで成熟が進んだ。例年より糖度が高く、酸度は抑えめのジューシーな味に仕上がっている。今月下旬から最盛期を迎え、県内を中心に関東、関西にも出荷する。12日は22トン分を選果し、県内向けに出荷した。甘酸っぱい香りが広がる中、作業員が品質や傷を確認しながら仕分けていた。2月下旬までに青果用370トン、加工用100トンの出荷を予定する。