両候補、支持拡大へ訴え 宮古島市長選、三日攻防に突入


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街頭演説で支持を訴える座喜味一幸氏(左)、下地敏彦氏(右)=14日午後、宮古島市

 【宮古島】17日投開票の宮古島市長選は14日、三日攻防に入った。無所属新人で前県議の座喜味一幸氏(71)=社民、社大、共産、立民推薦=と無所属現職の下地敏彦氏(75)=自民、公明推薦=が経済振興や新型コロナウイルス対策などを争点に激しい選挙戦を展開している。市政の「刷新」か「継続」か。両陣営とも市内各地を回り、支持拡大に全力を挙げる。

 新型コロナウイルスの影響で大規模な集会が開けない中、両陣営とも街頭演説に力を入れる。連日、複数の選挙カーが市内を駆け回り、票の掘り起こしに総力を挙げている。
 玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力と一部保守系から支援を受ける座喜味氏は「市民の手に市政を取り戻す」と訴える。「オール沖縄」勢力の国会議員に加えて、13日には知事も応援演説に入って県政との連携を強調し、支持を訴えた。
 自民、公明の国政与党から支援を受ける下地氏は「市政継続による生活安定」を強調する。下地幹郎衆院議員や自民国会議員に加えて、6日には自民党の小野寺五典組織運動本部長が応援に駆け付けた。国との連携をアピールし支援を呼び掛けた。
 9日時点の選挙人名簿登録者数は4万4916人(男性2万2602人、女性2万2314人)。期日前投票は14日現在で9256人、約20・6%が済ませた。