再び県記録チンシラー


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1月10日、熱田海岸で59.7センチ・3.82キロのチンシラーを釣った宮城次男さん

 釣り人に人気のチンシラー(オキナワンキチヌ)は60センチ前後まで成長し引きも強い。大きな群れをつくらず、個体数も少ないので、釣り人憧れの魚。これまでの沖縄県記録は2016年4月3日に宮城次男さんが釣り上げた59・7センチ、3・28キロだった。今年になって何度か挑戦し50センチオーバーを3匹も釣り上げたが、うち4回はそれを上回る引きでラインを切られた。

 その経験から60センチオーバーは絶対居ると確信し潮が合う時はマル秘ポイントに通っている。1月10日も午後6時ごろからオキアミを餌に竿を出した。午後11時にウキがゆっくりと沈んだ。一呼吸おいてから竿を立てると、驚いた魚は右に左に、また沖に手前にとものすごい引きで走り回った。しばらくやり取りをしていると本命の大型チンシラーと確信した。3回ほど足元に突っ込んだりして抵抗を見せた大物も3分ほどで海面に浮かす事ができた。これが丸々と太ったチンシラーで、59・7センチと県記録と同じ全長だったが、3・82キロと県記録を更新するチンシラーだった。

 宮城さんによると、今年はチンシラーのアタリ年で、特に大型が多いので、60センチオーバーが釣れるのも時間の問題とのことだ。釣り人を夢中にさせるチンシラーはこれから4月ごろまでがトップシーズン。宮城さんのマル秘ポイント通いは続きそうだ。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)

1月10日、泡瀬海岸で50センチ・2.26キロのチンシラーを釣った宮里良規さん
1月10日、安謝海岸で48.5センチ・1.9キロのマクブを釣った大城勇磨さん

12月27日、石垣島野底海岸で117センチ・187.5キロのロウニンアジを釣った大城裕太郎さん
1月2日、西崎海岸で40センチ・1キロのチヌを釣った中村幸志郎さん(左)と幸永さん

1月2日、東浜海岸で40センチ・0.92キロのチンシラー他を数釣りした山城辰彦さん
1月6日、西崎一文字イケス前(北)のフカセ釣りで59センチ・3.55キロのマクブを釣った末吉祐巳さん

1月2日、嘉手納海岸で1.84キロのアオリイカを釣った仲宗根海斗さん
1月10日、安謝海岸で41.8センチ・1.52キロのガラサーミーバイを釣った當間慶太さん

1月2日、泡瀬海岸で52センチ・1.74キロを筆頭に3匹のタマンを釣った石原晃弥さん
1月8日、喜屋武沖のジギングで12キロのアーラミーバイを釣った玉城渉さん