県内5543人が受験 きょう、初の大学共通テスト 体調不良者には追試も


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共通テスト試験場の看板を設置する琉球大学の職員=15日、西原町の同大学

 初の大学入学共通テストの第1日程が16、17の両日、全国で実施される。県内の志願者は、第2日程(30、31日実施)を含め5543人で、昨年度実施のセンター試験より317人少ない。県が新型コロナウイルス感染者の拡大予測を公表するという異例の環境下、受験生は新制度の試験に臨む。

 県内は琉球大学内に5カ所、沖縄国際大、県立看護大、沖縄大、名桜大、宮古高校、八重山高校、那覇国際高校にそれぞれ1カ所の計12試験場で実施する。

 大学入試センターは、発熱やせきなどの症状がある場合は無理して受験せず、追試験を申請するよう呼び掛けている。保健所から濃厚接触者と特定され、PCR等の検査を受けていない場合や、検査結果が判明していない場合も追試験を受けるよう求めている。

 大学入試は「知識・技能」の評価に重きを置いていたセンター試験に替わり、本年度から「思考力・判断力・表現力」を重視する共通テストが導入された。16日は地理歴史・公民、国語、外国語、17日は数学と理科の試験がある。

 第2日程は学習遅れへの配慮で設けられ、県内は7人が志願している。