2019年10月の火災で正殿などが焼失した首里城公園で18日、奉神門の屋根の瓦ぶき作業が始まった。約1万3千枚の平瓦や丸瓦が使用され、3月下旬に完成する予定。
奉神門は正殿につながる入り口に位置し、火災で北側が一部損傷した。昨年9月以降、木材で骨組みを造る木工事が始まり、瓦ぶきに向けた準備が進められてきた。瓦の原料となる赤土はうるま市から、クチャ(泥岩)は南城市から採取した。
沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所の譜久山誠・首里城復元整備推進室副室長は「ぜひ観光客にもご覧になってほしい」と語った。