中城村公認Vチューバー　琉花と琉海　アンバサダーに県出身みらさん　村の魅力　全国発信

　【中城】中城村の魅力を全国に発信するため、架空キャラクターがインターネット上で活動する「バーチャルユーチューバー（Ｖチューバー）」の琉花（るか）さんが、昨年１２月にデビューした。また同月、村のアンバサダーに県出身のみらさんが就任。両者とも主にライブ配信の「ショールーム」などで情報発信する。担当の村産業振興課によると、自治体公認のＶチューバー誕生は県内初。

　琉花さんの生年月日は１９０８年４月１日で、琉球舞踊が特技という。「中城のことを思い続けて生まれた」（村担当者）設定だ。歌うことが好きで、ショールームではジャンルを問わずに視聴者のリクエストに応じて歌声を披露する。また天真爛漫（らんまん）な性格の妹・琉海（るみ）さんが同時期にＶチューバーデビューし、共に中城を盛り上げる。

　みらさんはアイドルを目指し、一昨年から上京して活動中だ。健康について勉強することなどが特技。好きな中城のアンバサダーのオーディションに参加し、グランプリを獲得した。村の「広報なかぐすく」掲載インタビューでは、「中城の魅力をＰＲし、全国の方々に訪れていただくことが目標です。いつか中城でライブイベントをやりたい」と意気込む。

　村産業振興課は、既に多くのファンがいる琉花さんや、みらさんらの活動を通して、全国の若者に村を知ってもらい、ふるさと納税の寄付を増やすことなどが狙い。活動は３月までの予定で、同課は「いろいろな活動を展開したい」と腕をまくる。