沖縄県内のコロナ患者 中等症以上が140人以上で最多 20代22人、増加傾向続く


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 新型コロナウイルス感染症で入院中の県内患者のうち、22日時点で重症(6人)と中等症(134人)が計140人となり、昨年夏を超えて過去最多の規模となっている。

 県が同日発表した新たな新型コロナ感染者103人のうち、年代で最も多いのは20代の22人。若者の中でも20代の感染が増加傾向にある状況が続いており、家族や高齢者を通じた感染拡大も懸念されている。

 県によると、22日の発表分で新成人に該当する年齢(19~20歳)の感染者は15人いた。そのうち成人式への出席が確認されているのは5人だった。一方、70代以上の感染者は19人おり、家族経由の感染が目立っているという。高齢者施設での感染も確認されている。

 103人の居住地別内訳は、那覇市31人、名護市と浦添市各13人、うるま市11人、宮古島市9人、沖縄市8人、糸満市6人、豊見城市5人、南部保健所管内4人、南城市、宜野湾市、岡山県各1人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は44・75人で全国4位となっている。

 22日に報告された米軍関係の感染者は嘉手納基地9人、普天間基地3人、キャンプ・シュワブ、キャンプ瑞慶覧、キャンプ・コートニー各1人の計15人。累計感染者数は887人となった。